窓際の天才軍師 ~左遷先で楽しようとしたら救国の英雄に祭り上げられました~ 作者:風来山
武田晴人は、異世界の孤児ハルトとして転生した。
生まれは孤児でも、元日本人としての教養を持っているだけで、中世風ファンタジー世界では超絶なる知的エリート。
前世ではなれなかったお気楽公務員になってのんびり暮らそうと、王立の最高学院をなるべく目立たない成績で卒業して地方書記官として派遣される。
そこまでは順調だったのだが、たった三ヶ月で赴任した小都市カノンが陥落。
絶望的な状況の中で撤退戦を成功させてしまったハルトは、祖国の英雄、奇跡の天才軍師として祭り上げられてしまうのだった。
オススメ度 ★★★+ → ★★★
キーワード ファンタジー 転生 戦記
左遷されグータラ生活を満喫していたが、戦に巻き込まれ、仕方なく活躍。嫌々ながらも国の英雄として祭り上げられてしまう――みたいな?
あらすじはちょいちょいと見覚えのある系統だけど、軽くサックリとした読み味のライトな戦記もの。
主人公は知識というか知性にチート持ち。
やる気なく飄々としてる性格や、銃&爆弾で素直に火薬TUEEEEEやっているのがいい感じかなー。
細かいところを気にしなかったら、戦略としても面白い。
銃のない中世ファンタジーに、銃を持ってドンパチするコンセプト勝ちかな?
ただ、細かいところを気にしたら負け。
敵や味方など、登場人物が小者or踏み台ばかりなのも惜しい...
戦争部分に焦点を当てすぎて、日常や戦後の動きなど全般的に描写がないのも勿体ないところ(ライトだから仕方がないのだろうけど
→ 敵が小物すぎて茶番化してきたこともあり、★3に下方修正...