ここはダンジョン都市開発計画区域！【現代/ダンジョン（運営）】

　

ここはダンジョン都市開発計画区域！　作者：大木犬太

20年前世界中を襲った大震災。その直後、未知の生物『モンスター』が出現する謎の大穴『ダンジョン』が各地に出現した。いち早く復興に成功した日本の奮闘もあり、多くの犠牲を払いながらも『ダンジョン』の中には多くの夢とロマンと資源が詰まっていることが判明した。そんな『ダンジョン』を調査する職業の人を『探索者』と呼び、危険を顧みず夢を追い求める彼らを人々は羨望の眼差しを向けていた。主人公『檀上歩』はそんな『探索者』のトップを進む存在…ではなく、つい最近までサラリーマンをしていた一般人。ひょんなことでの退職後、相続した土地に『ダンジョン』が出現したことでそれまでの生活が一変した。なんと彼が発見した『ダンジョン』は異世界とつながっていたのだ。そうして思いがけず始まった異世界の住民との交流。難しいことはお役人さんに任せ、本人は自由を謳歌しながら『ダンジョン』と異世界人との生活を満喫する、そんな感じの物語です。

　オススメ度　★★★
　キーワード　現代　ダンジョン（運営）



　偶然手に入れちゃったダンジョンを観光地/研究場所として運営していく系。

　敵が最弱クラスしか出ないことが『強み』になっていくのが面白い作品かなー

　TUEEEEやSUGEEEどころか、ダンジョンのバトル自体がチュートリアル未満の難易度というのがいい感じ。
　運営準備を微妙に流されつつも、じっくり手堅く進めていく感もグッド。
　ダンジョンが別の異世界と繋がっていた＋異世界人との遭遇というおまけがなかなかにいいアクセントになっていたり？
　（無理に敵対せず、最初から友好度高めの異世界交流コース）




　ただもう少しどこかハッチャけるなり、やらかすなり、何かしらの意外性or話のメリハリが欲しかった感も？